SBグループ社債運用レポート

ここでは、ソフトバンクグループ株式会社の第51回無担保社債の運用をレポートします。無担保社債とは、元利金や償還金を支払うための担保は設定されていない社債のことです。

リスク
一般的には、社債の信用リスクと利回りの得失を個人投資家が判断するには格付け会社による各社の格付け、さらに日本証券業協会のホームページの格付けマトリックス表などを見て、利回りの見当をつけるくらいしか出来ないと思います。

ぼくの投資判断は、単純に孫さんが好きで尊敬している日本を代表する経営者であること。これからの1兆円、2兆円という一般企業では想像も付かない兆単位での世界戦略を応援したい気持ちで出資しました。想いだけですので、客観的なリスクヘッジは殆どありません。

最低条件として、過去の社債の不履行が無いかはチェックしましたが、当然ながら下記に記載した通り過去の発行履歴全て予定通り償還されています。

運用金額

・1口/100万円

運用実績(2018年4月現在)

  • 2017/09/16に税金を引かれて¥8,596の入金
  • 2018/03/16に税金を引かれて¥8,596の入金

上記の表の通り配当の振込がされました。半年に一度の入金があるのはしっかりと運用されている安心感を得られます。

 

参考データ:ソフトバンク株式会社 無担保社債発行履歴
期間 利率 償還日 発行総額
第51回
7年
2.03%
2022/12/9
3,700億円
第50回
10年
2.48%
2026/4/20
300億円
第49回
7年
1.94%
2023/4/20
200億円
第48回
7年
2.13%
2022/12/9
3,700億円
第47回
5年
1.36%
2020/6/18
1,000億円
第46回
5年
1.260%
2019/9/12
4,000億円
第45回
5年
1.450%
2019/5/30
3,000億円
第44回
7年
1.689%
2020/11/27
500億円
第43回
5年
1.740%
2018/6/20
4,000億円
第42回
4年
0.467%
2017/3/1
700億円
第41回
4年
1.470%
2017/3/10
3,000億円
第40回
5年
0.732%
2017/9/14
100億円

 

関連ニュース

楽天が近く社債を発行し、最大2000億円を調達することが2018年4月19日に発表されました。来年2019年10月に新規参入する携帯電話事業で基地局などを整備する費用に充てる見通しのようです。発行するのは、通常の社債より利回りは高いが、返済義務の順位が低い劣後債。楽天の劣後債発行は初めてなので利率などにも注目です。

このような社債は、大手企業が大規模な事業拡大の時に資金集めでやりますので、軍資金を用意した状態でアンテナを張っておくしかありません。人気の転換社債などは、事前予約だけでも完売になってしまい売り出し直後にクローズされることもあります。大手企業の安心安定運用の社債は、元本保証に近い投資ですので初心者にはオススメです。

まとめ
個人向け変動国債10年の利率が低下している中で2.03%というのは、とても魅力的だと思います。また、自分の良く知っている会社、応援したい会社の社債であれば、それだけでも投資に価値を得られると思いますし、倒産しない限りは元本保証されているも同然で考えるのであれば2.03%は、銀行定期の利率とは比較にならない好条件だと思います。今は、元本保証ばかり求めていたら利息が付かない銀行預金にただ預けておくだけしか出来ない時代ですので、大手企業の社債は投資初心者には非常に入り口が低くて始めやすいと思います。

 

 

投稿者:

吉原 裕二

2015年4月に起業。会社事業は、コンサルティング業を中心に小売業、物流業などの多角経営スタイル。初年度年商1億6000万円、2期目2億3000万円。

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