RIZAP式 超シンプル低糖質料理

糖質をなるべく減らす努力をしているときに見落としがちなのが、意外な食材に含まれる”隠れ糖質「ご飯、パン、麵などの,主食をいくらカットしても、無駄な糖質を取り込んでしまう可能性は高い」と、RIZAPでは分析します。

隠れ糖質の代表が調味料だ。砂糖や蜂蜜、中濃ソースやとんかつソース、ケチャップ、焼き肉の夕レ、みりん、チリソース、さらに少し前に流行した塩こうじなど、調味料には糖質の多いものがある。甘辛い味付けの料理は極力避けたい。代用すべき調味料は塩、しょうゆ、酢、かんきつ系果汁だ。ただし酢に関しては、黒醉やパルサミコ酢、米酢は糖質が高めで、穀物酢が特に薦められる。こうした調味料を使い、焼く、ゆでる、蒸すなどのシンプルな調理法を選択するといい。

低糖質の調味料だけでは味が単調になりがちだと感じたら、ニンニク、ショウガ、ネギなどの香味野菜、カレー粉などのスパイス、ゴマ、梅干しなどを取り入れると、味わいに奥行きが出て飽きが来ない。もう一つの隠れ糖質が揚げ物の衣に使う小麦粉やパン粉だ。揚げ物を諦める必要はなく、「衣を付けずに素揚げしたり、粉チーズを衣代わりにまぶしたりしても、おいしい上に糖質量は抑えられる」。

また、低糖質料理には、油を味方に付けたい。コクやうまみが増し、調味料が少なくても満足いく味になる。オレイン酸が含まれるオリーブオイルなど、良質なものを選ぶといい。

 

ひと目でわかる! あの食品の成分

ひと目でわかる! あの食品の成分 
主食に主菜、副菜、スイ一ツ、乳製品、飲料。健康的な食生活を送るには、糖質を抑えるだけでなく、タンパク質や食物繊維をバランスよく取ることがポイントだ。しかし、スーパーにずらりと並ぶアイテムから優秀な食品を見出すのは意外に難しい。

いつもの献立にどれだけの栄養素が含まれているか、目安となるのが日本食品標準成分表だ。以下では、この表を基に、ご飯やパンから、野菜、果実、魚介類、肉類、乳製品、菓子、飲料、調味料まで、5つのジャンルで栄養成分を整理した。ヘルシーで、栄養価が高い食品はどれか。買い物のときの参考にしてほしい。

 

穀類・豆類・種実類

ご飯やパンは糖質の塊で、うどんやパスタなどの麵も総じて高糖質に分類される。ただし、
ライ麦パンやアーモンドなどのナッツ類を意識的に食べると、食物繊維は豊富に摂取できる。

 

野菜・果実・きのこ類

野菜ならサツマイモ、カボチャ、果実はバナナ、ブドウなどが高糖質。一方、大豆もやしは糖質ゼロで、食材ごとの差が大きい。食物繊維量は、ゴボウやブロッコリーが抜きん出ている。

 

海藻類、魚介類

魚介類はどれも低糖質だが、練り物になると糖質量はぐっと増える。サンマをはじめ、全体的にタンパク質量が多いのも特徴で、特に海苔は、食物繊維も同時に補給できる優れものだ。

 

肉類・卵類・乳製品

肉類も魚介類と同じく低糖質。豚のヒレ肉や鶏の胸肉は、他の部位よりもタンパク質が豊富だ。実は、チーズも肉に匹敵するほどタンパク質が多い。ササミや生ハムの糖質はゼロだ。

 

菓子類・飲料・調味料

菓子類はどれも糖質量が多いが、が、なかでも米葉のあられやせんべいが際立つ。チーズケーキは意外に糖質量が控えめで、蒸留酒は糖質ゼロ。調味料ならマヨネーズが比較的低糖質だ。

 

 

食事のルール

食事のルール

①まず2週間 徹底的に糖質オフ
糖質を徹底してカット。主食の白米やパンの他、調味料や根菜類に含まれる糖質にも注意する。

②3食しつかり間食も推奨
生命維持に必要なエネルギーを摂取するには1日3食が基本。空腹で血糖値が急上昇しないよう、間食も取る。

③タンパク質は体重x1〜2g
1日に取るべきタンパク質の量は体重x1〜2g程度。
体重60kgなら60kgx1.5=90gが1日(3食分)の目安。

 

 

食事・ステージ3( スタイルキープ期(維持期) )

★スタイルキープ期(維持期)
1日の糖質の目安:120g以下

作り上げた体形を維持するための食事を継続して取るベく無理のない範囲で糖質をコントロ一ルしていく。.糖質摂取量は1日120g以下(1食40g白米なら茶わん3分の2程度)とし、取り過ぎを避ける。タンパク質はこれまで同様の量を、しっかり取る。
なかでも糖質代謝に必要な栄養素であるビタミンB1は意識したい。ビタミンB1をたくさん含む豚肉や大豆を意識して食べれば、取った糖質が、脂肪として蓄積されにくくなる。

積極的に取りたい栄養素

・ビタミンB1

 

 

 

食事・ステージ2( 糖質コン卜ロール期(筋向上期))

★糖質コン卜ロール期(筋向上期)
1日の糖質の目安:体重1kg当たり1〜1.2g

理想のボディラインを作るため、筋肉を増やすことにフォーカスする。タンパク質を十分に取りつつ、朝食と 昼食に、体重1kg当たり1〜1.2gの糖質を取ることで筋
肉を増やす。摂取した栄養が効率よく吸収されるよう腸内環境を整えることも重要。

善玉菌を増やすため、食物繊維の多いきのこ、海藻、野菜もたっぷりと食べる。

積極的に取りたい栄養素

・食物繊維、・ビタミンC

食事・ステージ1(ウェイ卜ダウン期(滅置期) )

★ウェイ卜ダウン期(滅置期)
1日の糖質の目安:50g以下

ここでの目的は脂肪を燃やし、体重を落とすこと。まずは2週間、糖質摂取量は1日50g以下に抑える。主食はほぼ抜き、野菜や調味料に含まれる糖質も極力減らす。
同時に脂肪燃焼を促すLカルニチンが豊富な牛肉の赤身、羊肉、マグロなどを積極的に食ベる。脂肪分解作用を持つカブサイシンを含む唐辛子なども、味付けに活用するといい。

 

積極的に取りたい栄養素

・Lカルニチン、・カプサイシン、・ビタミンB2